失敗しないニッチづくり|リフォームでおしゃれ&便利に仕上げる方法

最近のリフォームや新築で人気を集めているのが、「ニッチ」と呼ばれる“壁のくぼみ”を活かしたデザイン。
限られた空間でもスッキリと収納や飾りを楽しめるため、おしゃれで実用的なインテリアとして注目されています。
「棚を置くスペースはないけれど、ちょっとした収納やディスプレイを楽しみたい」
そんな方にぴったりなのがニッチ。
今回は、ニッチの魅力や活用アイデア、設置のポイントをご紹介します。
ニッチとは?|限られたスペースを有効活用できる壁のくぼみ

「ニッチ(niche)」とは、壁を一部くぼませて作るスペースのこと。
もともとは建築用語で、海外では彫刻や花を飾るスペースとして使われていました。
最近では、リフォームでも「飾る」「収納する」「隠す」といった多彩な使い方ができる要素として人気です。
例えば
- スイッチやインターホンなどの機器をまとめてスッキリ見せたい
- トイレットペーパーや洗剤を収納したい
- 玄関やリビングをおしゃれに演出したい
といったニーズに合わせて、デザイン性と機能性を両立させられるのが魅力です。
どんな場所に作る?人気の設置場所ランキング

ニッチは家の中のさまざまな場所で活躍します。
リフォームで特に人気の設置場所をご紹介します。
①玄関|お出迎えの印象をアップ
来客の目に入りやすい玄関は、ニッチを設けることで印象がぐっとアップします。
お気に入りのアートや季節の花を飾れば、「わが家らしさ」を演出。
玄関ドアの正面に間接照明付きのニッチを設けることで、夜の帰宅時にもホッとできる雰囲気を演出できます。
②トイレ|収納もデザインも叶う便利なニッチ
トイレは家の中でも限られた空間の代表格。
収納棚を増やすと圧迫感が出やすい場所ですが、ニッチなら壁の厚みを利用するだけでスッキリとした収納スペースを確保できます。
また、ニッチの高さを工夫することで、「上はディスプレイ」「下は収納」と使い分けができるのも魅力です。
背面にタイルやアクセントクロスを貼れば、デザイン性の高いインテリアトイレに早変わりします。
③洗面室|スッキリ見せたい小物収納にぴったり
洗面室は、日用品や化粧品、洗剤など細かなものが多く、どうしても生活感が出やすい空間です。
そんな場所こそ、ニッチ収納が大活躍します。
奥行きは10〜15cm程度でも十分。
棚板を2〜3段入れるだけで、「見せる収納」と「使う収納」の両方を実現できます。
さらに、タイル張りや間接照明をプラスすると、洗面室全体がホテルのような雰囲気に。
湿気が多い場所でも安心して使えるよう、防水性のある素材を選ぶのがおすすめです。
④リビング・ダイニング|インテリアとリモコンニッチで快適に
リビングやダイニングは、家族が集まりお客様を迎える「顔」となる空間。
そんな場所にニッチを設けると、空間全体の印象がグッとおしゃれになります。
テレビ背面やソファ横など、視線が集まる位置にニッチを設けると、アートや観葉植物を飾るだけで空間のアクセントに。
照明を仕込めば、夜は柔らかな光が包むくつろぎ空間になります。
また、近年特に人気なのが、リモコンニッチ。
エアコン・照明・床暖房など、リモコンが壁に点在して見た目がごちゃつきやすい場所を、ひとつのニッチにまとめることでスッキリ美しく整理できます。
⑤階段・廊下|通るだけの空間をおしゃれなギャラリーに
階段や廊下は、普段あまり手を加えない場所ですが、そこに小さなニッチを設けるだけで、印象がガラッと変わります。
家族写真や思い出の小物を飾れば、毎日の通り道が楽しくなるギャラリースペースに。
また、夜はセンサー付きの間接照明を点けて、足元灯としても活躍します。
狭い空間でも圧迫感がなく、明るく上品な印象を与えられます。
おしゃれに見せるニッチのデザインアイデア

ニッチはただの「くぼみ」ではなく、デザイン次第で空間の印象を大きく変えることができます。
壁紙やタイルでアクセントを
背面にアクセントクロスやタイルを貼ることで、ぐっと高級感のある仕上がりに。
同系色でまとめると上品に、反対色を使うと印象的なアクセントになります。
間接照明をプラスして高級感を演出
ニッチ内にダウンライトやLED照明を仕込むと、陰影が生まれ一気におしゃれ度アップ。
夜のリビングや玄関で柔らかく光るニッチは、癒しの空間にもなります。
棚板や小物で個性をプラス
木目調の棚板でナチュラルに、ガラス棚でモダンに。
季節の小物を入れ替えることで、一年を通して楽しめるインテリアになります。
リフォームでニッチをつくるときのポイント

リフォームで後からニッチを設ける場合は、いくつか注意点があります。
壁の内部構造を事前に確認する
ニッチは壁をくり抜いてつくるため、柱や配線、配管の位置を事前に確認することが大切です。
構造上、希望の位置に設置できない場合もあるため、プロに相談して安全な位置を見極めましょう。
使う目的を明確にする
飾り棚にするのか、収納スペースにするのかで奥行きや高さが変わります。
リモコンニッチのように機能を重視するなら実用性、飾り用なら見た目を重視して設計するのがポイントです。
奥行きと高さのバランスを取る
ニッチが深すぎると圧迫感が出たり、浅すぎると収納しにくくなったりします。
収納ニッチなら奥行き15〜20cm、飾り用なら10cm前後が目安です。
使う物に合わせて寸法を調整しましょう。
メンテナンス性も考慮する
洗面やトイレなど水まわりに設置する場合は、水はねや汚れに強い素材を選びましょう。
掃除しやすい表面材を使えば、きれいな状態を長くキープできます。
ニッチで暮らしをもっとおしゃれに快適に

壁の厚みを活かしたニッチは、住まい全体をスッキリ見せるデザインの一部として大活躍。
特にトイレや洗面室の「収納ニッチ」、リビングの「リモコンニッチ」など、暮らしを便利にする工夫としてリフォームでの人気が高まっています。
「どんな用途で」「どんな雰囲気にしたいか」をイメージしながら、あなただけの理想のニッチをデザインしてみませんか?
光南リフォームでは、空間に合わせたデザイン性の高いニッチ施工も承っています。
リフォームをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
\ お気軽にどうぞ!! /
-W-






























