キッチン収納は開き戸？スライド？メリット・デメリットを徹底比較！

システムキッチンをリフォームするとき、「開き戸収納にするか、それとも人気のスライド収納（引き出し）にするか？」で悩まれる方はとても多いです。

どちらにも良さがあり、ライフスタイルや使い方によって向き不向きが変わってきます。

今回は、リフォーム会社の目線から、両者のメリット・デメリット、向いている人、選ぶときのポイントを分かりやすく解説していきます。

これからキッチンリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください！

開き戸収納とスライド収納の違いとは？

システムキッチンの収納は大きく「開き戸タイプ」と「スライド（引き出し）タイプ」に分かれています。

どちらもキッチンの基本となる収納方式ですが、構造の違いにより、日々の使い勝手や収納のしやすさが大きく変わります。

開き戸収納（観音開き・片開き）

スライド収納（引き出し収納）

このように、構造だけでなく「使う時の動作」も大きく異なるため、どちらを選ぶかで毎日の調理効率やストレスが大きく変わると言えるでしょう。

【開き戸収納】メリット・デメリット

開き戸収納のメリット

①価格が比較的リーズナブル

スライド収納と比べて構造がシンプルなため、キッチン本体の価格を抑えられるのが魅力。

「キッチンは見た目やワークトップに予算を使いたい」という方には大きなメリットです。

②内部が広く、大型の道具も収納しやすい

棚板の位置を調整すれば、高さのある調理家電や不定形のアイテムも収納可能。

スライド収納だと入れにくい圧力鍋・土鍋・ホットプレートなども楽にしまえます。

「とにかく大きい物を入れたい！」という方には相性が良い収納と言えます。

③構造がシンプルで壊れにくい

可動部品が少ないため、レールのゆがみやパーツ劣化が起きにくく、長期間使っても安心感があるのは開き戸ならでは。

メンテナンスもほとんど必要ないため、長い目で見た“手間の少なさ”は魅力です。

開き戸収納のデメリット

①奥の物が取り出しにくく、使いづらさが出やすい

開き戸の最大の弱点は、奥行きのあるスペースの“奥側”が死角になってしまうこと。

「かがんで探す」「しゃがんで手を伸ばす」という動作が毎回必要で、使い勝手はスライド収納に比べると劣ることが多いです。

②デッドスペースが生まれやすい

棚板収納は高さの調整はできるものの、やはり上部や奥にムダな空間ができやすい構造。

特に食品ストックや調味料など小物中心の場合は、どうしても空間を持て余しがちです。

③整理整頓しないと中がごちゃごちゃしやすい

棚板収納は、カテゴリーごとに仕切るのが難しく、「気づくと中が乱れる」問題が起こりやすいのも事実。

見えない部分に物を押し込みやすいため、定期的な整理が必要になります。

【スライド収納】メリット・デメリット

スライド収納のメリット

①収納量が大幅アップ！奥までしっかり使える

引き出しが手前まで全開するため、奥のスペースまでしっかり活用できます。

今までデッドスペースだった部分が収納として生きるため、同じキッチンサイズでも収納量が大きく増えるのが特徴です。

②取り出しやすく、調理中の動作がスムーズ

スライド収納は上から見渡せるため、何がどこにあるか瞬時に把握できるのが最大の魅力。

調理中の“探す時間”が減るため、結果として作業効率もアップし、ストレスが大幅に軽減されます。

③重い物もラクに引き出せる

最近の引き出しレールは耐荷重性が高く、たっぷり入れても軽い力でスーッと開くものがほとんど。

お米や缶詰のストック、ホットプレートなど重い物の収納にも強い仕様です。

スライド収納のデメリット

①開き戸よりも価格は高め

構造が複雑な分、本体価格は開き戸より高くなるのが一般的です。

ただし、収納量・使い勝手を考えると、長期的には満足度が高いという声が多いです。

②重量物を入れすぎるとレールに負担がかかる

耐荷重は高くなっていますが、極端に重い物を詰め込むと長期的に負担がかかることもあります。

適度な整理整頓が必要です。

③高さのある物は入らないことがある

スライドは内部の高さが一定なので、大きな土鍋や家電には不向きな場合も。

最近は深型タイプも増えていますが、収納したい物によっては注意が必要です。

どっちがおすすめ？タイプ別で比較！

後悔しないための3つのチェックポイント

①今のキッチンで「使いにくい」と感じるのはどこか？

• 取り出しにくい場所
• よく探してしまう物
• 中身がごちゃごちゃする場所

こうした現状の不満を洗い出すと、最適な収納が見えてきます。

②よく使う調理器具のサイズを測っておく

特に、鍋・フライパン・調味料ボトルは高さ・幅が重要。

スライドだと入らない場合は開き戸が向いています。

③家族の身長・年齢も重要ポイント

• 小柄な方が多い
• 高齢の家族がいる

といった場合は、かがむ動作が少ないスライド収納が圧倒的に便利です。

キッチン収納は「どちらが正解」ではなく、生活スタイルに合わせるのがベスト！

開き戸収納とスライド収納には、それぞれにしっかりメリットとデメリットがあります。

近年はスライド収納が主流になっていますが、予算や収納したい物によっては開き戸が最適なことも。

光南リフォームでも、「どんな収納が自分の家族に合っているのか分からない…」というお客様には、実際の調理スタイル・収納量を伺いながらご提案しています。

また、光南リフォームではオーダーキッチンも対応可能！

オーダーキッチンなら、収納・ワークスペースの割合も自由自在ですし、ホテルライク・ログハウス風・スタイリッシュといった見た目の印象も理想通りにリフォーム可能です！

キッチンリフォームは毎日の使い勝手に直結する大事なポイント。

後悔しないよう、ぜひ専門スタッフにお気軽にご相談ください！

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